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花粉症になってしまったのか心配している方に、花粉症と風邪の違いをお話します。花粉症と風邪は症状が似ています。どちらもくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こります。
花粉症と風邪の違いで、一番分かりやすいのは目のかゆみです。
花粉症になってしまったのかもしれないと不安な気持ちのアナタ、
花粉症と風邪の違いが知りたいんですよね?
心配ですよね。つらいですよね。分かります。
私も経験ありますから。
くしゃみ、鼻水が出て、あれ、風邪を引いてしまったかな?
んん、でも、今までとなんか違う気がする。目が痒い。
もしかして、風邪じゃなくてこれがあの、あの花粉症ってやつなのか?
最初にお話したように、簡単に判断するには目のかゆみの有無を見ます。
細かく見てみると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、その他の症状にもそれぞれ違いがあります。
◆目のかゆみの有無
花粉症と風邪の違いでまず注目してほしいのは、目のかゆみの有無です。花粉症の場合は、目がかゆくなります。目玉を取り出して目玉を洗いたいと思うこともしばしばです。風邪の場合は、目がかゆくなることはほとんどありません。
◆くしゃみの違い
くしゃみで注目してほしいのは、くしゃみの出方です。花粉症の場合は連続して何回も出ることが多いです。花粉を吸い込むと、鼻の粘膜でアレルギー反応が起こり、鼻がむずむずして、くしゃみが連続して何回も出るのです。風邪の場合は立て続けには出ることは少ないです。風邪でくしゃみが連発する場合は、アレルギーも同時に起こっていることが多いです。
花粉症の場合は、「クシュンクシュンクシュン」
風邪の場合は、「クシュン」
って感じですね。
◆鼻水の違い
鼻水で注目してほしいのは、鼻水の変化です。花粉症の場合は透明でサラサラした粘り気のない水のような鼻水が、かんでもかんでも流れ出てきて、止まりません。そして、この状態のままの鼻水が長期間続きます。
風邪の場合にも、初期には水っぽい鼻水が出ますが、時間とともに変化し、だんだん粘り気で出てきて、黄色や緑色のドロッとした鼻汁になります。鼻水の中にウィルスや細菌、白血球、鼻粘膜の一部が混じるようになるからです。
緑色になった時は要注意です。鼻の奥と副鼻腔に細菌感染が起こって、副鼻腔炎になっていることが多いです。ひどくなる前に耳鼻科に行く方がいいかもしれません。
花粉症の場合は、透明でサラサラした水みたいな鼻水がとめとなく長期間続く。
風邪の場合は、水っぽい鼻水→粘り気で出てきて黄色や緑色のドロッとした鼻汁に変化していく。
ティッシュで鼻をかんだら、チェクしてみてくださいね。
私も花粉症が大変だった時は、鼻いっぱいに緑色の鼻汁が溜まってしまい、苦しくなって耳鼻科にお世話になっていました。花粉症から副鼻腔炎を併発していました。
最近は、花粉症もほぼ大丈夫になり、たまに緑色の鼻汁が出ても病院に行かずに治せるようになってきました。その方法は、またの機会に紹介しますね。
◆鼻づまりの違い
鼻づまりで注目してほしいのは、症状の程度と期間です。花粉症の場合は、重症のことが多く断続的に長期間続きます。両方の鼻がつまることもあります。風邪の場合は、比較的軽いことが多く、何日も続くことは少ないです。両方の鼻がつまることもほとんどありません。
花粉症の鼻づまりは、しんどいですよね。鼻で息ができなくなって、夜眠れなくて、慢性的な睡眠不足になってしまう。仕方がなく口で息をすると、喉が痛くなってします。
鼻呼吸では、鼻がフィルターの役目を果たしていますが、口呼吸では、フィルターの働きがないので、ウィルスが体に入ってしまい、風邪をひきやすくなってしまいます。そんな時は、マスクをすることをおすすめします。
◆熱の違い
花粉症の場合は、まれに発熱することはありますが、熱が出ることは少ないです。風邪の場合は、熱が出ることが多いです。
私も昔、だるくて熱が出て、風邪かなと思って、病院に行ったら、花粉症だったということがありました。熱の症状だけで判断するのは難しいですね。
◆皮膚のかゆみ
花粉症の場合は、肌がかゆくなることもあります。風邪の場合は、肌がかゆくなることはほとんどありません。
◆期間の違い
花粉症の場合は、長期間にわたり症状が起こり、改善されません。風邪の場合は、1~2週間程度の短期間で完治することが多いです。症状が長引く場合は、花粉症を疑った方がいいですね。
例えば、スギ花粉による花粉症の場合、スギ花粉が飛ぶ数ヶ月間症状が続きます。花粉が飛ぶ期間は、花粉の種類によって異なります。長期間症状が続く場合は花粉症の可能性が高いです。
◆天候による影響
花粉症の場合は、症状が天候に左右されます。晴れた日や風の強い日、雨の翌日に症状が悪化します。花粉が多く飛ぶからです。雨の日に症状が悪化する人もいます。低気圧の通過のためです。風邪の場合は、天候にはあまり左右されない。
◆体質
花粉症の場合は、本人や家族にアレルギー体質の人がいる場合が多いです。風邪の場合は、体質にはほとんど関係がありません。家族全員が花粉症だなんて家庭もあります。これは、生活習慣の影響が大きいです。
◆今日のまとめ
花粉症と風邪の違いをまとめると以下のようになります。
花粉症 | 風邪 | |
目のかゆみ | あり | ほとんどない |
くしゃみ | 連続して何回も出ることが多い | 立て続けには出ることは少ない |
鼻水 | 透明でサラサラした鼻水 | 水っぽい鼻水→黄色や緑色の粘性のある鼻汁に変化 |
鼻づまり | 重症で長期間。両方の鼻がつまることも | 短期間。両方の鼻がつまることはまれ |
熱 | 熱が出ることはまれ | 熱が出ることが多い |
皮膚のかゆみ | 肌がかゆくなることがある | 肌がかゆくなることはほとんどない |
期間 | 長期間症状が続き、改善されない | 1~2週間で改善し完治することが多い |
天候 | 天候に左右される | ほとんど関係ない |
体質 | 関係ない | 関係がある |
これらの項目から花粉症か風邪か総合的に判断できます。
両方の特徴に当てはまる場合は、花粉症と風邪が併発していることも考えられます。
必要に応じてお医者さんを受診しましょう。
以上花粉症と風邪の違いについて解説しました。アナタの疑問は解決されたでしょうか?少しでもアナタのお役に立てれば嬉しいです。
風邪は休養が大切です。暖かくしてゆっくり休んでくださいね。
早く元気になることをお祈りしております。
花粉症の可能性が高い方、ぜひ花粉症について一緒の学んでいきましよう。
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