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花粉症とリノール酸の関係について
解説します。
花粉症とリノール酸って
何か関係があるのかな?
お、あなたは花粉症ですか?
花粉症、ツライですよね。
なんとかしたいですよね。
リノール酸に目をつけるとは
お目が高い。
花粉症の方にとって、
花粉症とリノール酸の関係を
知っておくことは重要です。
一緒に勉強しましょう。
結論から言うと、
リノール酸を取りすぎると
花粉症が悪化します。
αリノレン酸、EPA・DHAは
花粉症を改善します。
リノール酸の摂取を減らして、
αリノレン酸、EPA・DHAの摂取を増やせば、
花粉症は改善します。
8割の人の花粉症が治った
と言う治療実績があります。
リノール酸?
αリノレン酸?
そもそも、
リノール酸、αリノレン酸って何?
分からない言葉が出てくると
頭がフリーズしちゃいますよね。
順番に解説していきますね。
◆リノール酸とは、
リノール酸とは、
脂肪を構成する脂肪酸のひとつです。
リノール酸は、体内で合成できないため、
食品から摂取する必要があります。
このような成分を
「必須脂肪酸」と言います。
体で作れないから、食品から
取らなければならないと言われます。
しかし、普通の食生活なら、
まず不足になることはありません。
それどころか、
近年の食の洋風化などでリノール酸の
とりすぎが問題になっています。
リノール酸は、
オメガ6(n-6)系脂肪酸です。
◆αリノレン酸とは
αリノレン酸も、体内で生成できない
必須脂肪酸のひとつです。
αリノレン酸を原料にして、
DHA(ドコサヘキサエン酸)や
EPA(エイコサペンタエン酸)が
体内でつくられます。
αリノレン酸は、
オメガ3(n-3)系脂肪酸です。
◆花粉症が起こるメカニズム
花粉症の薬の働きから、
花粉症の症状が起こるメカニズムを
見てみましょう。
一般的な市販薬の解説には、
炎症物質をブロック!
炎症物質の発生を抑制!
などと書かれていることがあります。
花粉症の薬がどうやって症状を止めるか、
簡単に見てみよう。薬の説明書にはたいてい、
原因物質の働きを抑える
とか
炎症を止める
とか
書いてあるよね。そう!花粉症とは、目や鼻の粘膜の炎症。
それを起こしているのは、
いくつかの炎症物質で、
それぞれの炎症物質にはたらきかける薬も、
ちゃんと決まっているわけ。
主な炎症物質とその働きロイコトリエン
……鼻水を出す
トロンボキサンA2
……鼻づまりを起こす
プロスタグランジンD2
……鼻を過敏にする
花粉症とは炎症である。そもそも炎症って何のために起こるのか。
炎症は免疫反応!
体を異物から守ろうとする
ありがたーい反応!!!引用元:
花粉症が治ったよ!マンガで分かる体質改善 佐々木愛著
この免疫反応が、
適度に働いている場合には
何の問題もありません。
ところが、花粉症の方は花粉に対して
過剰な炎症反応が起こってしまいます。
◆過剰な炎症反応が起こる原因
では、
なぜ過剰な炎症反応が起こるのでしょうか?
これまでは、過剰な炎症反応の原因は、
大量の花粉だと言われていました。
しかし、大量の花粉に対しても
まったく症状がなく、
花粉症にならない人もいます。
これは、大量の花粉が原因ではない
からとも言えるのではないでしょうか。
実は、「大量」なのは、
あなたの体内の、炎症物質のほう。それは、
あなたが口にした食べ物のある成分を元に
あなたの体内でどんどん作られる。その成分の名は、リノール酸。
この瞬間から、
あなたの花粉症は始まるのだ!!!そう、つまり、花粉症は食源病※なのです!
※食べ物が原因で起こる病気。引用元:
花粉症が治ったよ!マンガで分かる体質改善 佐々木愛著
◆リノール酸で花粉症が悪化する理由。
リノール酸は体内で
アラキドン酸にかわります。
さらにこのアラキドン酸から
色々な炎症物質が作られます。
先程紹介した炎症物質
ロイコトリエン、
トロンボキサンA2、
プロスタグランジンD2も
アラキドン酸から生成されます。
つまり、
体内の炎症物質が「大量」となるのは、
リノール酸が「大量」に摂取された結果
なのです。
つまり、以下のような流れで
花粉症が起きます。
リノール酸を取りすぎる。
↓
体内のアラキドン酸が多くなる。
↓
炎症物質が「大量」に生成される。
↓
過剰な炎症反応が起こる。
↓
花粉症が起こる。
花粉に対して過剰に反応して、
鼻水が出したり、
鼻づまりが起こったり、
鼻が過敏になったりする。
◆リノール酸の取り過ぎを防ぐ方法
そもそも日本人は
リノール酸を取りすぎています。
リノール酸は、
植物の種実からつくられる油、植物油に
多く含まれます。
中でも、紅花油、ひまわり油、綿実油、
大豆油、グレープシードオイルなどに
多く含まれています。
食の洋風化や、
加工食品、外食、コンビニ食品、お菓子の
増加によって、
日本人はリノール酸を取りすぎています。
リノール酸の取り過ぎを防ぐには
食品を購入する際に、
原材料をチェックすること。
加工食品を買う前に
裏を見て、避けよう!
〇〇油(脂)
マーガリン
ショートニング
ファットスプレッド
乳等を主要原料とする食品引用元:
花粉症が治ったよ!マンガで分かる体質改善 佐々木愛著
◆リノール酸の影響を抑えるには。
リノール酸の影響を抑えるには、
αリノレン酸やEPAやDHAの摂取が有効です。
αリノレン酸は、体内でDHA・EPAに
かわります。
さらに
このEPA・DHAから炎症を抑える物質が
作られます。
したがって、炎症を抑えるには、
DHA・EPAを多く含む油や、αリノレン酸を
多く含む油の摂取が大切です。
αリノレン酸は
えごま油や亜麻仁油に多く含まれます。
EPAやDHAは、魚(いわゆる青魚に多い)に
多く含まれる脂で、
特にさば、まぐろ、さんま、いわしなどに
多く含まれています。
◆αリノレン酸購入時の注意点
えごま油は、しそ油とも言われます。
亜麻仁油は、フラックスオイル、フラックスシードオイルとも言われます。
どちらも大きめのスーパーや通信販売で
売っています。
お値段が高くてびっくりするかも
しれませんが、これで花粉症がよくなって、
病院代や薬代が不要になれば
元はとれますよね。
酸化しやすい油なので、低温圧搾で、
遮光瓶もしくは箱入りの商品を
選びましょう。
◆αリノレン酸の摂り方
酸化しやすい油なので、加熱せずに、
生で摂りましょう。
私は、味噌汁やヨーグルト
(手作り豆乳ヨーグルト)に垂らしたり、
ドレッシングにしたりしています。
癖が少ないので、私はえごま油の方が
好きです。
ここだけの話、お行儀が悪いですが、
私は直接口に垂らして飲むこともあります。
高価なので、一滴も無駄にしたくないって
思ってしまって。
DHA,EPAの効率のよい摂り方は、別の記事で紹介します。
◆実践した結果
私も実践してみました。
リノール酸の摂取をなるべく減らして、
毎日えごま油を摂っています。
その結果、花粉症を改善することが
できました。
この方法は、おすすめです。
◆今日のまとめ
花粉症とリノール酸の関係を解説しました。
リノール酸の摂り過ぎは、
花粉症を悪化させます。
食品を買う際には、
パッケージの原材料をチェック!
〇〇油(脂)
マーガリン
ショートニング
ファットスプレッド
乳等を主要原料とする食品
と書いてある食品は避けましょう。
リノール酸の摂取を減らすことができます。
えごま油や亜麻仁油、魚(特に青魚)を
積極的に摂りましょう。
αリノレン酸、EPA・DHAの摂取を
増やすことができます。
リノール酸の摂取を減らし、
αリノレン酸、EPA・DHAの摂取を
増やすことで、
花粉症は改善します。
実際に私も試しましたが、
花粉症を改善することができました。
ぜひあなたも試してみてください。
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体内にたまった炎症物質を減らす方法は
他にもあります。
長くなるので、また別の機会に紹介します。
今後共よろしくお願いいたします。